佐藤時啓は、光・時間・空間・身体といったテーマを追求し、ピンホールカメラやカメラ・オブスクラ、長時間露光など独自の技法を駆使して、独創的な写真表現を切り拓いてきました。
本展では、佐藤の代表作である《光―呼吸》シリーズの中から、建築物や都市空間を舞台に制作された「City Scape」を紹介します。暗闇の中、長時間露光によって佐藤自身が手に持つペンライトの光跡をフィルムに定着させた作品を中心に、太陽光を鏡で反射して制作された作品も展示します。
「建築物の中に、あたかもエアポケットのように私には見える空間がある」と語る佐藤。その空間で自らの身体の動きを通じて光の造形を生み出す手法は、彫刻を学んだ彼ならではのアプローチです。こうして生まれた写真には、抽象的な時間が可視化されるかのように満ちあふれ、確かに定着されています。
また本展では、当時の撮影に使用された8×10インチのネガフィルムから新たに制作されたコンタクトプリントも併せて展示いたします。
2025年11月29日(土)18:00-19:30
POETIC SCAPE
要予約、定員20名
1,500円(トーク終了後ミニパーティあり)
**予約満席となりましたので、お申し込み受付を終了しました**

1957年山形県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。写真の構造に着目した光の表現や普及活動を自身の身体性に根ざした活動として続けている。主な個展として.酒田市美術館(1999)、シカゴ美術館(2005) 、「Presence or Absence」Frist Center for the Visual Arts(2010)、「そこにいるそこにいない」東京都写真美術館(2014)、「八戸マジックランタン」八戸市美術館(2022)など。第65回芸術選奨文部科学大臣賞受賞 東京藝術大学名誉教授、土門拳写真美術館長。









